(感想)進撃の巨人30巻が発売されたので読みました

 

 

 

はい、先日2019年12月9日(月)、予定通り進撃の巨人の新刊第30巻が発売されました。発売日に購入したものの、日常が忙しくなかなかレビュー記事を書くことが出来ませんでした、すいません(汗)今回もかなり物語の核心に迫る内容が多く、いよいよ本作も終盤のような気がします。あと数巻で完結なのかな???

 

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〇30巻概要(公式)

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。

ジークがエレンに託した計画、それはエルディア人すべてを安楽死させるものだった。計画の鍵を握るのは始祖の巨人の力を持つエレンと、王家の血を引く巨人であるジークの接触。リヴァイら調査兵団による包囲網を突破し、ジークは自由の身となるが、そこにマーレ軍が現れる。エレンとジークの接触は果たされるのか……。

 

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〇目次

119話 兄と弟

120話 刹那

121話 未来の記憶

122話 二千年前の君から

 

 

〇気になった点や感想等

◆119話 兄と弟

・前回マガト元帥の射撃により倒されたかに見えたジークでしたが、かろうじて生きていました。ジークとの接触を図るエレン。「この世で一番それ(始祖の力)を持っちゃいけねえのは、エレン・・お前だ」。ライナーは進撃するエレンに止まるよう願います。f:id:stellaspace545:20191229161444j:plain

・鎧の巨人、顎の巨人、車力の巨人の総攻撃に合い、巨人の力を奪われかけ、危機に陥るエレンを助けるため、ジークは「叫び」を使用。ジークの脊髄液入りワインを飲んでしまったエルディア人が巨人化する。壁の中は巨人で溢れかえり、混沌とした状態に。

以前誤ってワインを口にしてしまったファルコも巨人化し、ライナーを抑えにかかります。

 

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・これまで3対1で優勢だったライナーでしたが、巨人化したファルコがライナーを襲い、形勢は五分五分に。ライナーは進撃の巨人と巨人化したファルコの両方の相手は厳しく、逆にファルコに生命線のうなじを噛みつかれ、窮地に陥る。

・そこに顎の巨人、ポルコ・ガリアードが人の姿になり巨人ファルコの注意を引きます。ポルコは進撃の巨人に酷くやられ、スタミナを使い果たし、既に巨人化することも出来ないよう。ポルコは最後に兄の記憶を見たとライナーに話し、自分が本当は鎧の巨人を継承するのだったと、言い残しながら、ライナーをかばい、ファルコに顎の巨人を継承させるべく、自分の身を犠牲にします。ポルコかっこいいですね。こんな風にされると助かったライナーが辛いね・・

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・ポルコ=ガリアードが犠牲になり動揺するライナー。エレンはその隙をついて進撃の巨人を硬質化させることで、ライナーからの逃走に成功。遂にエレンとジークが接触するとなったその時、ガビがライフルでエレンの頭を狙撃。首を吹き飛ばし、エレンを殺害する。

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◆120話 刹那

・ここから刹那というタイトルのとおり、戦場から場面が精神世界に移ります。エレン「ここは・・?」ジーク「すべての「道」が交わる座標・・」。始祖の力を使うためにはこの場所に来る必要があるみたいです。

ジーク「ここでの全ては一瞬の出来事だ。お前(エレン)の首はガビに吹き飛ばされたが、お前が完全に事切れる前に俺との接触を果たした・・成功したんだよ・・俺たちは始祖の力を手に入れた・・」

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・ここで始祖ユミルが登場します。始祖はここで巨人を作っているようです。前巻で雷槍(らいそう)で吹き飛ばされたジークの体を修復したのも、始祖ユミルだったという訳です。

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・ここでエレンは自らの真意を口にします。エレン「全てのエルディア人の安楽死、こんなふざけた計画、オレは到底受け入れられない。オレはここに来るためにあんたに話を合わせていただけだ。」

・エレンが自らのエルディア人安楽死計画に賛同しないことを知り、ジークは嘆きます。しかしながら実は、始祖の力が使えるのは王家の巨人継承者であり、エレンにはその力を使う権利が無いことを明かします。そして、エレンの思考は父親の洗脳のせいであり、ジークが始祖の力でエレンを治すと言います。二人は父親の真意を確かめるため、父の記憶を追体験することになります。

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◆121話 未来の記憶

・父の記憶を体験する二人。ジークはエレンになぜ自分を裏切り、争いを終わらせることを拒むのか、始祖の力を使ってどうするつもりだったのか問います。エレンは自分は生まれたときから自由を求める存在であったと返します。

・場面は流れ、父グリシャはユミルの民との会話で進撃の巨人の能力について話します。グリシャ「進撃の巨人は未来の継承者の記憶を覗き見ることが出来る、つまり未来を知ることが可能なのだ」。進撃の巨人は王の独善に抗うため存在し、それ故何者にも従うことが無いのだと。

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ジークはここで、エレンが父グリシャに壁の王や世界と戦うように仕向けた、エレンが過去に干渉しているのではないかと疑い始めます。父グリシャのエレンを止めてくれとの言葉より、ジークは始祖の巨人の力を当初の安楽死計画のために使うように決め、始祖ユミルにエルディア人の繁殖能力の無効化を命じます。

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◆122話 二千年前の君から

進撃の巨人の第一話のタイトルが「二千年後の君へ」でした。122話と1話が繋がっていることがわかりますね。第一話でエレンが夢を見て泣いていた理由もこれからはっきりすると思われます。二千年の間の「君から君へ」とは誰と誰のことでしょうか?「始祖ユミルからエレンへ」、でしょうか?これも次回以降よりはっきり分かることになるでしょう。

・本話は始祖ユミル、及び巨人の起こりについて描かれています。始祖ユミルは濡れ衣を着せられ村から追われ、逃亡の中、大樹の穴に足を滑らせ、巨人の力を手にします。

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・場面は「座標」に移り、エレンは始祖ユミルに巨人の終わりを提案します。エレン「待っていたんだろずっと。二千年前から誰か(が助けてくれるの)を」

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・再び場面は戦場に戻ります。ガビによって吹き飛ばされたエレンの首が繋がり、エレンは復活を遂げます。始祖の力は王家の血をひくジークではなく、進撃の巨人エレンに味方したのですね。

・そして同時に壁の巨人が復活します。これから地ならしが発動してしまうのでしょうか??

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〇次巻予告

31巻は2020年4月9日(木)発売予定。エレンによる始祖の力の発動によってエルディア人の運命はどのように変わるのでしょうか・・!

「立ち向かい、抗い、そしてまた立ち上がる。それでも変わらない運命が立ちはだかる。」

 

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