【オチが残念・・】進撃の巨人の最終巻を読みました
進撃の巨人の単行本の最終巻(34巻)を昨日読みました。
読み終えた感想としては、「クライマックスバトルは面白いが、オチのストーリーは残念」、です。
かすてらは進撃の巨人は1部の終わり(22巻あたり)からしか読んでないので、各キャラクターの細かいストーリーとかまではわからないのですが、とにかくオチが微妙過ぎましたね。
エレンが人類の憎しみを全て背負って死亡、ミカサ・アルミンらを英雄に仕立て上げ、今後の人類の平和については丸投げ、みたいなよく意味の分からない状態での終わり方。コードギアスのゼロレクイエムを彷彿とさせる終わり方でした(ちなみにゼロレクイエム自体も微妙)。
2021年6月20日現時点のAmazonのレビューは★5が88%、★4が6%、★3以下が6%となっており、おおむね高評価ですが、私のようにオチについて違和感を感じている人も一定数いる模様。
最終巻を読んでいた違和感としては、とにかくオチへ持っていくためのストーリーのご都合主義と、人気キャラクターへの忖度が凄い。
・無敵のエレン、始祖ユミルに対して危機一髪奇跡の回避で誰も死なない主要キャラクター
・ピーク百回巨人化出来る
・顎の巨人ファルコに何故か羽が生え空を飛ぶ
・一方エレン側、空を飛ぶ巨人を召喚しない
・ジークの心変わりで敵の歴代巨人が味方に(主導権はエレン、始祖ユミルが持っており、ジークの
意思でどうこうなる問題ではなかったような)
・超大型巨人の爆発一発でエレン壊滅(エレンそんなヤワじゃないでしょ)
・ミカサはなぜ進撃の巨人の口の中にエレン本体がいると分かった?
・エレンを殺して何故か巨人の力が消滅
・ミカサ、エレン一途のはずがジャンと結婚!?
等など・・。
オチも結局人類8割をエレンが大虐殺し、生き残った残りの2割で平和を築いていこう!みたいな感じで、かすてらはえ!?ってなりましたね。
結局これまで人を殺してきたキャラクターが死亡退場し、人類の憎しみの連鎖はそのまま。
進撃の巨人という作品は、人種差別や戦争を繰り返す人間の愚かさ、そういったものをテーマとしており、そこに何らかの解決策を提示して欲しかったです。
もちろん現実でも解決できていないこれらのテーマに対して、一娯楽漫画がそこまで出来ないという声もありますが、かすてらとしては、漫画・フィクションだからこそ、何らかの解決策を示して欲しかったなーって思います。